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茸太先生インタビュー『英くんはおくちがお上手〜なめて吸われて、すすられて…』

色っぽい目元とセクシーなホクロ、そして艶やかな唇にドキドキが止まらない!
現在好評連載中の『英くんはおくちがお上手〜なめて吸われて、すすられて…』は、
元カレと別れたOL・陽茉莉が同僚の英くんにおくちで責められちゃうエロきゅんTL作品です。
作者・茸太先生のご経歴やプライベートのお話に加え、
今作に散りばめられた数々の性癖にも迫っちゃいます!

――今回のインタビュアーは担当編集のTです。
まずは、漫画家になったきっかけをお聞かせください。

小学生の頃は漫画家を目指していたのですが、高校生の就職活動の時期になって、
専門学校などへの進学が叶わず、漫画家になることは諦めていました。

ですが、社会人になって何年かした後に、たまたま二次創作の作品を見た担当さんから声がかかって。
電子書籍としての漫画を描きはじめたのがきっかけになります。

それまでは、「漫画家=私に縁がない」と思って生きていたので、
本屋さんに並ぶ漫画本を見ては、ワクワクする気持ちと同時に、
「現世では無理だから来世で漫画家を目指そう」と思っていました。

――二次創作のイラストや漫画は描き続けていた、ということでしょうか?

いえ、全然です。
三、四年に一回の周期で何かにハマって、
一年ぐらい描いて発散するとパタッと何も描かなくなるんですよね。
それを何回か繰り返して、最終的にはハーレムものの同人誌を描いた時に、
成人向け漫画雑誌の担当さんから声をかけられてデビューが決まりました。

「漫画を描きませんか?」というメールが来た時は、「騙されているのかな?」と思って。
でも人生は一回だし、「むしろこのまま騙されてみよう!」と思って描き続けていたら、
そのままフワフワと今に繋がっている感じです(笑)

――影響を受けた作家さんや作品はありますか?

幼い頃は『らんま1/2』に影響を受けていました。
らんまは人生で初めて触れた漫画でもあって、キャラクターが可愛くて保育園の頃には模写をしていましたね。

あとはやっぱり思春期に読んだ漫画の影響は大きいかな、と。
一番読んでいたのが、村田蓮爾先生が表紙を描いていた『快楽天』だったんですよね。
その当時、連載されていた米倉けんご先生の作品には、めちゃくちゃ影響を受けました。
「こういうエロ漫画が描きたい!」という気持ちにさせてくださったのは、米倉けんご先生だと思います。

――『快楽天』を買いはじめるのが早くないですか…?

当時は成年コミックマークついてなかったので…。買えちゃうんですよ。
でも、思春期の女の子として買う時にはやっぱり恥ずかしさもあって。
なので、『Seventeen』などの女性誌に挟んで買うのが私の日課でした。

――漫画に出てくるエロ本の買い方ですね(笑)

ちょっとね、ゾクゾクして気持ち良いんですよ(笑)
セーラー服着たままレジに持っていくと、
店員さんに「え?」って顔をされるのが快感だった、というのはあります。
流石に同級生に見られたら…という心配もあり、
近所のコンビニでは買わずチャリで1時間かけて遠方の本屋まで買いに行ってました!

――なんだか性癖のはじまりを垣間見た気がします…!
続きまして、茸太先生のお仕事にもフォーカスしたいと思います。
漫画を描く上で、一番楽しい作業や好きな工程はありますか?

お話を考えるネーム作業だと思います。
反対に、仕上げ作業はめちゃくちゃ苦手ですね。
私の中での仕上げ作業は、画面にいるキャラクターの心境や感情を読み解いて、
それに直結する全体の雰囲気を作らなくてはいけない工程になるので、
空気の読めない人間の私としてはとても疲れます…

対するネーム作業は、
幼い頃の、チラシの裏に絵を描く感覚に通ずるものがあって。
枠も線もない真っ白な紙にコマと人とセリフを入れるだけ一気に漫画っぽくなる、
という工程が気持ちいいですね。

しかし、空白恐怖症を患っているのでペン入れをすると画面が黒いです(笑)

――たまに枠外にも、茸太先生のコメントが書き込まれていて面白いです。
エッチシーンの横に「こういうプレイが好きで性癖なんです、すみません!」とか。

(爆笑)

パンツとか布地に隠された下で指やら棒状のものやらがうごめいているシーンって、
その下がどうなっているのか想像力が掻き立てられますよね。
軽く触れているだけなのかもしれないし、もしかしたらだいぶ奥に押し込んでいるのかもしれない。
…むっつりスケベなのでそんな風に想像するのが楽しいんです。

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というのも、男性向けの作品を描いていた時代は、モロに露出した描写が正義だと思っていたんですよね。
ここ一年でウェイブさんから女性向けの作品のお仕事をいただくようになってから、
やっぱり女性って想像力が豊かな作品を好む傾向があるな、と感じて。
女性的な視点を学ばなければと色んな作品を読んで勉強しました。

――茸太先生は本当に勉強熱心な方で、漫画家の鑑だと思います。
ちなみに、作画でこだわっているポイントはありますか?

男女ともに「上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)」と呼ばれる部位を描くのが大好きなんです。
女性で言うとパンツが引っかかるところにある出っぱりですね。
性別問わず、骨盤まわりって一番セクシーだなと思うんですよ。
なので、そこを作画している時は「生きてるなぁ!」って気持ちになります。

――今後もその部位が出てきたら注目したいと思います(笑)
インタビューをしている現在、第2話まで配信中ですが、お気に入りのシーンはありますか?

第1話の回想シーンで、コンタクトを落とした英くんが、
陽茉莉のために近眼なのにエレベーターのボタンを押そうとして
頭をぶつけちゃうシーンが一番好きですね。

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あとは、Tさんが提案してくれた第2話のデスクで覗くシーンも好きです。

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年下とはいえ、英くんの方が明らかに陽茉莉よりも精神的にしっかりしていると思いますし、
TL作品はスパダリを描かなきゃなのに、これで良いのかな…?なんて思いながらも、
やっぱり人間味を出したくなってしまいます。
つい可愛いに振っちゃいがちなのも気を付けてはいるのですが、
どうしても「かわいい男子が好き」という己の性癖が出てきてしまいますね(笑)

――それが英くんのオンリーワンな魅力でもあるので、今後も追求していきたいですね!
逆に、英くんを描く上で難しいと感じるシーンはありますか?

言っちゃうと、英くんの作画というか一挙手一投足すべてが難しいです! (笑)
9人くらい男性が登場する乙女ゲームに英くんがいたとしたら、
私は彼を攻略するのは最後になると思います。
なんて、作者がこんな苦手意識を持っていてはマズいですよね…?

――いや、苦手なタイプだからこそ分かろうと努力する部分もあるのではないでしょうか?

そうですね。
最近は、英くんが本当は一途な子だというのも分かってきて、
でも逆にその一途さが報われていなくて可哀想だな、とも思います。
これも私の性癖で、報われない男子がとても好きなせいなのですが(笑)
これから彼が報われるように頑張ります…!

――英くん以外にも、お気に入りのキャラクターはいますか?

陽茉莉さんは結構好きですね。
過去作の『ウラアカジョシ』でも色んなタイプの女の子を描いてきましたが、
押しに弱い女の子ってどちらかというと苦手で。
キャラ自身が動いてくれなくて…ネームが進まないんです…。

でも陽茉莉さんは押されることで逆に動いてくれるキャラなので、描きやすいのかなと思います。

――確かに、英くんとの相性が良いというか、
ボケに対するツッコミのような存在でいてくれるので見ていても安心します。

あーなるほど。そうなのか…今、納得がいきました。(笑)
こうして掘り下げることで新たな発見がありますね。
あと男性向けも描いているのに関わらず、巨乳がそこまで得意ではなかったんですが、
陽茉梨さんは巨乳でいてほしいという願望が強くて…英君になって谷間に顔うずめたいです…。

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――続いて、茸太先生のプライベートについてもお聞きしていきたいと思います。
筆が早いなといつも感じているのですが、普段は一日をどう過ごされていますか?

朝4:30に起きて、そこから漫画を読んだりしつつ5:00くらいに始業して、
7:00からは家のことを一時間くらいやって、それから夕方まで仕事をして…という感じですかね。
で、夜は21:00には寝ちゃいます。

昔は夜型でしたが、隔月から月間連載になった時に、
どこを削って、どう動けば計画的に作業を進められるかを考えて、
脳が元気な朝のうちに働こうと切り替えたのをきっかけに筆も早くなりました。
家族もいるので、みんなと生活リズムを合わせるためにも朝型の方が私には合っていたみたいです。

――息抜きや趣味にしていることはありますか?

DIYですかね。
メッシュネットや突っ張り棒を使って棚を作ったりしています。
漫画と一緒で、何もなかった状態から実用性のあるものを自分の手で作るのが好きなんだと思います。

あとは習慣としてリングフィットもしています。
できるだけ長く漫画を描いていきたいので、健康には気を遣っていますね。

――では最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

漫画がごまんと溢れているこの世の中で「英くん~」を見つけてくださり、本当にありがとうございます。
おそらく一般的なTLとは毛色の違うお話になっていきそうですが、
英くんと陽茉梨がどういった関係を構築していくのか、
そのやり取りを少しでも楽しんでいただければありがたいです。
また読んでいただくだけでもありがたいのに、更にいいねボタンやコメントを下さる皆様、
広告が出ていたよ、と教えてくださった以前からの読者様、
この作品に関わってくださったすべての皆様に厚く御礼申し上げたく存じます。
どうもありがとうございました!

茸太先生、ありがとうございました!
少しずつ明らかになる英くんの一途な想い。
陽茉莉との関係はどう変化していくのか?
今後の展開と英くんのエッチなおくちに、ぜひご注目ください♡

☆作品はこちら↓

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comic_info@wwwave.jp