著者インタビュー

―――　1番好きなキャラは誰ですか？
主役二人は特別に好きなのですが、あえて言うなら由紀です。
細く小さくかわいいい攻めがとにかく大好きで、
でも実際にここまで「かわいい」に振り切った攻めって、
なかなか描く機会に巡り会えなかったので、そのぶん思い入れがあります。

―――　1番気に入っているシーンは？
シーンというより、４話のお料理エプロン回です。
「食事」「エプロン」シチュとしてどちらも大好きなので、
この回は会話シーンもHシーンも
凄く楽しんで描いてるなーと自分でわかるくらいです…(笑)
辰巳と由紀の内面が出だすのもこの回なので、
私自身このあたりで二人が好きになりました。

―――　執筆中の思い出深いエピソードがございましたら教えてください。
１つ目の質問と若干関連しているのですが、
実は１、２話くらいの初期、
由紀を「もう少し男っぽいほうがいいのかな…」
と保険かけるように探り探り描いていたんです。
３話くらいでいざ「本番」の時、とうとう耐えきれず
「不必要な雄顔も筋肉もなしで思いっきり可愛いく描きたいです…」
みたいなご相談をしたら、
担当さんが「じゃあもっとあざとく！可愛くいきましょう！」
と背中を押して下さったので、その辺りから完全に自分の好みの方向に振り切れました。
「いいんですか！」と大興奮したので印象に残っています。
本当に有り難かったです…。

―――　最後に、読者さんへのメッセージをお願い致します！
大好きな小さいかわいい×大きいごついカップルを初めて描けて、
しかもそれが私にとっての初めての単行本になることに感謝と感激でいっぱいです。
ひとえに、電子版から応援してくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。
決して「王道」とはいえない二人ですが、
だからこそこの二人ならではのお話を…と必死に描きましたので、
少しでも「こういう二人もアリだな！」と思って頂けたら嬉しいです。
上記で触れてる、探り探りだった１、２話付近中心に
単行本にむけてかなり加筆修正しておりますので、
電子版ご覧になっていただけた方にもお楽しみいただければ…と思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。