デジタルコミックの最前線。
駒込先生インタビュー『獣人カレシと子作り生活｡～そんなおっきいの…入らない…っ』
至上初！？“上司が獣人になるティーンズラブ”が話題の
「獣人カレシと子作り生活。～そんなおっきいの…入らない…っ」。
魅惑のイケメン獣人を世に生み出す駒込先生、その謎の素顔に迫ります！
――今回のインタビュアーは編集担当のHです。
まずは、漫画家になったきっかけを教えてください！
ピクシブの広告でスクリーモさんの漫画家募集を見かけたのがきっかけです。
ちょうどその時、社長との方向性の違いで長年働いていた職場を辞めていて…！（笑）
広告を見かけて、応募してみよう！と。
――方向性の違い…！バンドマンのようなことがあったのですね。
お仕事をされていた頃から、漫画家になりたいと思われていましたか？
色々ありまして…！（笑）
その時はまさか漫画家を仕事に、とは思っていませんでした。
でも辞めた時、小説家をしている友人に、
「やってみないと分からない」「やる前に、自分で自分を評価するな」との言葉を頂き、
挑戦してみようと思い至った次第です。
――とても感銘的なお言葉ですね…！
今ではヒット作を生み出されている駒込さんですが、
今までに影響を受けた作品などはありましたか？
影響を受けた作品…は……中学から高校までの間で、BL小説をたっっっくさん読んでまして…。
こっそり、たっっっくさん読んでまして…！
私はとろっとした雰囲気だったり、空気感だったりが堪らなく好きなんですが、
そういった部分で影響を受けたのは、この頃読んでいた小説の数々なのだと思います。
――駒込さんの作風の”間”や、しっとりした空気感が、
BL小説のようなエモーショナルさがありますね。
そんな駒込さんが描かれる今作は、「獣人モノ」。
獣人には以前からご興味がありましたか？
エモーショナルさ…！嬉しいです！
「獣人モノ」への興味はシンシンでした。
程よく触れ合うも深く入り込めない感じだったのですが、
今や楽しく描かせて頂いてます。
――ティーンズラブで非常に珍しい「獣人」をテーマにしていますが、
前例がほとんどないテーマを描くことについては、どう感じられましたか？
前例がほとんどない、というのが手探りな感じでありがたいなぁと思いました。
元々ファンタジーものが好きなこともあって、
日常と非日常の間を「ああかな？」「こうかな？」と考えながら楽しんで描かせて頂いてます。
――描いていて、どういったシーンが一番楽しいですか？
何人かでワチャっとするシーンは描くのが楽しいです！
1コマあたりの情報量を多くするのが好きで…。
ノリに「？」ってなってしまう読者さんもいらっしゃるかと思うんですが、
描いている側の"らしさ"みたいなものを出せれば良いかなと、思いながら描いてます。
――駒込先生のギャグコマ、センスが光っていてすごく好きです。
それでは次に、獣人を描くにあたって、特に意識しているポイントはありますか？
鼻の段差、後頭部の丸みだったりは意識して描いてます。
犬や猫は、こう…後頭部の丸みが何とも言えず可愛いじゃないですか…。
充は髪の毛があるから後頭部全然分かりませんけど！(笑)
あと「鼻チョン」とかの特有の仕草はもりもり入れて行きたいと思ってます。
――5話で春花ちゃんの涙に鼻チョンするシーン…本当にわんこっぽくて感動的ですよね。
それでは、最新話までの中で、特に「ここはぜひ見てほしい！」という必見コマはありますか？
必見コマ……………必見……（長考）
Hさん、ありますか？
――どこも捨てがたいのですが、
1話の「どこもかしこも美味しそうで、食ってしまいたい…」と
舌ペロする充のコマ、最強にカッコ良くて好きです。
ではそこが必見コマということでお願いします！
――いいんですか！？採用ありがとうございます！
そんなカッコいい獣人上司と恋をする主人公春花ちゃん。
春花ちゃんを描くにあたって意識しているポイントなどありますか？
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
読者さんが、「この女の子を、(ヒーローが)好きになっちゃうの分かるな」と
どこか思ってもらえるような子に、と思ってなるべく内面を描くようにしてます。
落ち込んだりもするけど、ひねくれはしないというか、私は元気ですというか…
ある部分で冷静なところを持つように、と。
――分かります。春花ちゃんすごく自分を持っている子ですよね。
1話も春花ちゃんから襲いかかかりますし…！
充と快と“獣人サンド”なHシーンができたのも、春花ちゃんのキャラがあってこそだと思います。
そうですね！(笑)
あの回は挑戦回でしたけど、春花の一途さがあったからこそ出来たサンドでしたね。
――そんな奇抜で楽しいネタが沢山な「獣人カレシ」ですが、
ネタはどういった風に考えられてますか？
ドライブ中によく考えてます。
無心になれるので集中しやすくて、
運転している時に考えると良く浮かぶんです。
色々な場所で集中しようとトライしてるんですが、
何かがあるとそれに目が行ってしまって中々…。
――わかります私もです…。
それでは何か、漫画の合間に夢中になっているご趣味はありますか？
趣味と言っていいのか分かりませんが、
最近色々なビールを飲むのにハマっています。
国によってそれぞれ味が違うのが面白くて…！
お店に飲みに行った時も、見たことがないものとか
聞いたことのないビールを見つけて頼んでみたりしています。
――わかります！
ビールって、瓶のデザインも可愛かったりして楽しいですよね。
特に好きなビールありますか？
ブルームーンっていうビールが、クリーミーな感じで好きです。
有名みたいなのですが最近出会いまして…（笑）お洒落な味で驚きました。
他にもいろいろ開拓中です。
――おすすめのビールがある方は、ぜひ駒込先生まで！
それでは、最後に読者さんにメッセージをお願いいたします。
獣人カレシをご覧いただきましてどうもありがとうございます！
なるべく楽しい作品づくりをと思っておりますので、
今後の展開も楽しんでいただける部分がありましたら大変幸いです！
駒込先生、ありがとうございました！
駒込先生の獣人への熱い想いや、秘められていたプライベートも暴けて、
刺激的なインタビューとなりました。今後の連載もぜひご期待ください♪
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