社畜女子…1日1回、同期とハグ!?
その“ときめき力”で沢山の読者さんを魅了している、
由葵るゆ先生の「ハグで終わるわけねぇだろ?~今夜、同期に抱き潰される」、
通称「ハグ終わ」。今回は由葵先生や作品の秘密を沢山暴かせていただきます!
――今回のインタビュアーは担当編集のHです。
まずは、漫画家になったきっかけをお聞かせいただけますか?
漫画を描き始めたのは大人になってからなんですが、
とある作品のキャラをすごく好きになったのがきっかけです。
それから自分の作品を見て下さったとある編集さんに声をかけてもらって、
オリジナル作品を初めて描きました。
――大人になってからなんですね…!
物凄く漫画がお上手なので、小さい頃から漫画を描かれていたのかと思っていました。
小さい頃から絵を描くのは好きで、漫画を読むのも大好きでした!
けど「自分が漫画を描く」とは思ってなかったんです。
でも小さい頃も、飼ってるイヌのちびキャラを描いたら家族が喜んでくれたりして。
そのときから絵を描くのは楽しいなぁと感じていました。
――なんとも可愛いエピソード…想像して癒されました。
ということは、由葵さんが漫画家になってすぐの頃に、私も出会わせていただいたのでしょうか。
4年くらい前ですね…!
今漫画家であることがまだ信じられなかったりします。
――そんな由葵さんですが、現在「ハグ終わ」が大好評連載中!
今作は「ハグ」をテーマにした作品ですが、
このテーマを描く上で、特に意識していることはありますか?
なるべく、ハグのシーンを1話の中に沢山入れるよう意識しています。
それと、「はぐっ」っていう擬音語を
1話につき、できれば1回は入れるようにしていたり…。
――「はぐっ」の効果音、見るたびに可愛くてキュンとします。
ぜひ読者様にも作中の「はぐっ」を探してほしいですね。
探してほしいです!
あとは、「ハグといえばこの作品」になれたらなと思って描いています。
ハグにも種類が結構あって、前からだったり後ろだったり…。
そのバリエーションも色々考えて取り入れられたらなぁと。
1話でも、どんなハグを入れるか、いろいろと…かなり話し合いましたよね。
――1話、どんなハグをさせていただくか沢山ディスカッションさせていただきました…!
2話以降も、「なるほど、こんなハグもあった!」といつも由葵さんに驚かされています。
これからも色んなハグを描けたらと思います!
――そんなバリエーション豊かな魅惑の「ハグ」をするのがヒーローの有馬。
読者さんからは『有馬のストレートな愛情』が非常に支持されています。
男性キャラを描く上でこだわりのポイントなどありますか?
有馬に関しては、絶対的に決めているのが
「ヒロインに対して真っすぐに想いを伝える」ことです。
「好きなのか、好きじゃないのか、どっちだろう?」じゃなくて
とことん「好き」を真っすぐに、ブレずにいこうと決めてます!
なので、現実で言われたら、ちょっとクサい台詞でも有馬には言わせようと。
「マンガならでは」なカッコつけ方というか、
キメゴマでもとことんキメられるよう意識しています。
――有馬のストレートさ、本当にかっこよくて…。
現実ではなかなか体験できないけど体験してみたい、絶妙な胸キュン台詞や
アプローチをしてくれるのが有馬ですよね。
お気に入りのキメ台詞などはありますか?
6話の「お前は勝手に俺に想われてればいい」です!
前作を描いてるときから
いつか誰かに言わせたいと考えていて、
でも前作ヒーローの三国はキャラが少し違うなと思って、
有馬を描いてる時に、絶対この台詞有馬にいつか言わせる…!と心に決めてました。
――三国さんを描かれてた頃から、ずっと温めてた台詞なんですね…!
そうですね!
有馬は、けっこう強引キャラで
Sッ気もあるけど紳士じゃないといけない、という難しいキャラクターではあるんですが、
この台詞は、巧いことハマるキャラクターになったなと思っています。
――このお話を踏まえて、このあと6話をもう1度読んでこようと思います!
そして由葵さんは、ヒロインの果歩ちゃんをはじめ、
女性キャラクターの可愛さも大人気です。可愛さの秘訣は何でしょうか?
やっぱり、自分でも「ヒロインかわいい、かわいい」って思って描いていることでしょうか。
果歩も気に入ってるキャラなので、可愛く描いてあげたいって思いながら描いてます。
逆に、ヒーローにはわりと冷たいというか…(笑)
なんだろう…自分が有馬目線になることが多いんですよね。
なので、ヒロインを好きって言ってもらえるとものすごく嬉しいです。
――その有馬視点効果でしょうか、
有馬がどれほど果歩ちゃんを可愛いと想っているか、物凄く伝わってきます!
それでは、描いていて「一番楽しいシーン」はどういったシーンになりますか?
Hシーンの手前が好きですね。
Hシーン前は、ラブラブ感がすごく強まるところなので、
ラブラブなところを描くのが楽しいです!
あ!あとはチビキャラのシーンですね。
チビキャラ、得意な方じゃなかったんですが、
Hさんに好きと言ってもらったのもあって、楽しくなりました。
ラブコメが好きなので、コメディ要素をどうしても入れたがるところがあるんですが、
チビキャラのときにケンカップル感を出したり、
ちょこっとしたワチャワチャをさせたりするのが楽しいですね。
――由葵さんのちびキャラ本当に可愛くて大好きです…。
そんなキャラクター同士の掛け合い等、お話のアイデアは
どんな時に思いつきますか?
お風呂に入ってるときが一番ワッと思いつくかもしれません。
あとは原稿をもくもくと描いてるときですね。
原稿中は、「全然違う感じの、こういうの描きたいな」というのが出てきて、
その時は原稿止めてメモっておいたりします。
――原稿をご執筆しつつネタも考案される――由葵さんの
ストイックなご執筆姿勢、尊敬に尽きます。
そんな大変な執筆中のリフレッシュ方法、休日の過ごし方などもぜひ教えてください。
音楽を聞くのが好きで、
無音では原稿できないので、曲をYoutubeで探したりTSUTAYAで探したりしてます。
作品に合うイメージソングを探してみたり!
それと、動物の癒し動画を心が死んでいるときに見ると癒されますね。
あ!あとは最近、朝歩くようにしてます。
このままじゃ夏を越せないと思って…(笑)
朝カツはリフレッシュ出来るので、
〆切迫ると無理になりますが…なるべく続けようと思います!
――朝カツ尊敬です…!朝型の生活リズムなんでしょうか?
実は、集中できるのは夜中なんですよね。
〆切前とかは寝ない日が多いので、夜は絶対原稿をしていますね。
――果てしない修羅場を感じます…。
そんなお話を伺っている現在も最新話の原稿真っ只中の由葵先生…!
今後、ここに注目して見てほしい!といったシーンをお教えください!
(※以下、11話までのネタバレ含みます)
恋人同士になって、両想いになったので、
これからは「両想いなケンカップル」を頑張って描いていきたいと思っています。
あと、ラブラブなだけじゃなくお互い成長し合っていくというか
そういうシーンを描いていけたらと思っています。
注目ポイントは……恋人同士なのでイチャイチャシーンも濃くできたらと思います!
――さらに人間関係も恋愛関係も濃くなるハグ終わ、本当に楽しみです!
最後に読者さんにメッセージをお願いいたします。
私が漫画を描く時に一番目指しているのが「キュンとできるマンガ」を描くことで、
これからも少しでもキュンとしてもらえる作品に出来たらなと思っています。
引き続き読んでもらえるよう頑張りますので
どうぞよろしくお願いします!
ありがとうございました!
由葵先生の「キュン」への真摯な探究を伺えて、とても刺激的なインタビューとなりました。
今後もますます熱くなる新章「ハグ終わ」に、是非ご期待ください♪
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