好評連載中・『桜庭くんの「ド絶倫」、だだ洩れなんです…』。
不思議で便利な?眼鏡が引き落こす、ラブと笑いのストーリーにハマる人が続出!
今回は作者の道外コノメ先生に、先生のルーツや作品の制作裏話を伺いました。
先生の創作の真髄はいかに!?
――今回のインタビュアーは編集担当のNです!
まずはデビュー前に初めて漫画を描いた時期やきっかけなどをお教えいただけますか?
確か中学校の時に初めて描いたのが二次創作だったんです。
もともと絵を描くのは好きだったので二次創作から描くようになって、
成人する前ぐらいから創作などの漫画をちょっと描くようになり、投稿などを始めました。
漫画を描き始めたのはけっこう遅かったほうだと思うんですけど…
絵はちっちゃい頃から好きでした。
――影響を受けた作家さんや作品はありましたか?
ハンターハンターとエヴァンゲリオンですね。
もうハンターハンターを読んだ時は、すっごく衝撃的でした。
こんな面白い漫画があるんや!と思って。
次の展開が予測できないのが面白いなあ!と思って…。
夢中になって読んでいました。
――あ、では少しグロ系も大丈夫なのでしょうか?
そうですね!
ジャンプとかを読んで育ちました。
読むのは少女漫画よりも冒険モノとか、戦う、バトル系などの方が多かったです。
――とても意外です。
道外先生は心理描写がとてもお上手なので
少女漫画から入ったのかな、と思っていました!
ありがとうございます。
妹が少女漫画を買っていたので、それと私が少年漫画を買って…。
少女漫画も少年漫画も一緒に読んでいました。
――なるほど、網羅していたのですね。だから心理描写がお上手なのですね!
ところで本作はエッチな秘密が見える眼鏡をテーマにしていますが、
物語を描くうえで特に意識している点などはあるのでしょうか?
眼鏡の活用方法ですね。
人の性癖が見えるということで、トラブルとか、
見えた性癖をどうやって物語に生かしていくかっていうのはちょっと考えます。
――たくさん考えていらっしゃるからプロットがとてもお上手なのですね。
アイデアもたくさん出していただけるので、こちらも助かっています。
本当ですか!
ありがとうございます、嬉しいです。
企画をいただいた時に面白そうだなと思って…
自分にもけっこう合ってて考えやすかったです。
――もしご自身で眼鏡を手に入れてみたらかけてみたいですか?
また、秘密を見てみたい人はいるのでしょうか?
ふふふふ(笑)、眼鏡があったらかけちゃうかもしれないですけど、
身近な人はちょっと怖くて見れないですね。
気づきたくなかったな、みたいな。
――確かにそうですね。
こう…コンビニとかで働いているイケメンの大学生とか
国会議員の方とか、テレビによく出る人たちとかも気になりませんか?
確かに確かに!(笑)
そうですね、有名な人をこの眼鏡で見たら面白いかもしれないですね。
あははは!ネタにできそうです(笑)
――お気に入りのキャラや、先生のこだわりがあったら教えていただけますか?
秋月君がもう、めっちゃ気に入ってるんですよ(笑)
物語に変化を与えてくれたり、大きく動きを与えてくれるキャラクターなので、
…先が読めないような感じに動かしていくのは心がけています。
めちゃめちゃ気に入っているのでちょっと作画も気合いが入ってます(笑)
――彼は本当に良いキャラですよね。
主人公たちが次に何をするかっていう目的を与えてくれますし、
顔がとても綺麗ですよね。目がアーモンド形で、猫っぽい感じ。
そうですそうです!
そっち系の綺麗な顔が好きなんですよ!
物腰穏やかというか、ひょろんとしたキャラが性癖なんです。
――やっぱり好きなだけあってすごくお上手ですね^^
読者さんには彼のことが好きな方も多いので、
今後、秋月君に良い意味ででしゃばってほしいなとと思っています。
はい。がんばります。
――ところでもし先生が付き合うなら秋月君と桜庭君どちらが良いでしょう?
お気に入りや親心は別にしてお聞かせいただけますか?
いやこれは桜庭君です!
秋月君はお気に入りですけど、付き合いたくはないですね(笑)
――けっこう特殊な性癖ですもんね(笑)
では、もし結婚するならどうでしょう?安心感があるのは…?
桜庭君ですね。
誠実な感じはすごい強いと思います(笑)
浮気とかも絶対しないですよね。
秋月君は、ひとすじになれば…!
本気で好きになったら、きっと一途に愛してくれるキャラだと思います。
普段はちゃらちゃらしてるけど。
――秋月君は桜庭君とはまた違うギャップがあって良いですよね。
この作品がもしゲームだとしたら、秋月君ルートは絶対に見たいです!
桜庭君は、子どもがもし生まれたら運動会で真剣に写真とか撮っていそうですね。
撮ってそう!確かに!(笑)
――このお話を描いていて先生が楽しいと感じるシーンも教えていただきたいです~!
日常のシーンというか…ギャグですね。
ギャグっぽいところを描くのが楽しいです。
ミニキャラとかも…ああいうテンポ良いところのコマを描くのはすごく楽しいです。
――ネームでも日常のシーンやギャグシーンを
楽しんで描いていただけてるなっていうのがわかります!
エッチなシーンはどうでしょう?
道外先生は女性の体を描くのがとてもお上手ですよね。
あ!すごい好きなんですよ。
影トーンとか削ったりするのが大好きで。
――女性の胸の、ぷにっとした感じなどをうまく表現されていますよね。
ありがとうございます。
すけべシーンは仕上げをするのもすごい好きですね、
なんかこう…肉感ていうんですかね、あれがうまく表現できたなって達成感があります。
――細かく教えてくださってありがとうございます!
それと、作品づくりにおいては、時に行き詰まってしまうこともあると思います。
そんな時、先生はどのようなことをされていますか?
詰まった時とかしんどくてできない、思いつかないっていう時は、もう寝ちゃいます。
お昼とかでも、もう時間はあんまり考えず、とりあえず昼寝!(笑)
寝ることで一回思考を強制的に終了させて、再起動させるみたいな。
散歩とかもいいですがやっぱり寝るのが一番良いです。
1~2時間だけでも寝て起きると、ちょっとしゃきっとして。
変わりますね。
――今後、描いてみたいと思っている展開はあるのでしょうか?
ネタバレにならない程度にお聞かせていただくことはできますか?
はい。桜庭君の元フィアンセである渚ちゃんを少し出せたら良いなあって思ってます。
少し気が強いんですけど、好きな人の前ではデレてしまうような
キャラクターがすごい好きなので。
――道外先生はちょっとクセのあるキャラクターを動かすのもお上手ですよね^^
すごい好きです。たぶん好みなんだと思います、自分の。
ちょっとクセのある女の子とか大好きで。
――渚ちゃんはビジュアルもすごく可愛いですよね。
最後の方で桜庭君が冬子ちゃんを連れて和室から出ていくシーンがあると思うのですが、
そのときの桜庭君の表情めちゃくちゃかっこいいですよね!
渚ちゃんも見惚れてましたし…!
道外先生って本当に表情を描くのがお上手ですよね。
あ、わかりますか?
すごく嬉しいです(笑)
あのシーンは台詞を書かずに、表情だけで見せたかったところなので、
そのように言っていただけてすごく有難いです。
――最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。
はい。たくさんある漫画の中から私の作品を見つけて、
読んでくださっているおかげで今日も私は漫画を描くことができます。
こんなに嬉しいことはないです!
二人の物語はまだ続いていきますので、良かったらお付き合いくださると嬉しいです。
随所に『好き!』という言葉が散りばめられた道外先生のお話。
キャラクターや仕事に対する溢れんばかりの愛こそがエネルギーとなり、
読者を惹きこむ作品が構築されていくのですね。
道外コノメ先生、ありがとうございました。
眼鏡に翻弄され今後も目まぐるしく展開する、彼らのストーリーをお見逃しなく!
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