過去、“不良”へ復讐を繰り返していた大空は、 「救世主」と呼ばれ、その強さゆえに恐れられていた。 しかし今、大空は強くまっすぐな意志を持つ太陽に惹かれ、 さらに彼の過去を知るうちに自らの過ちに気付いてしまう。 不器用ながらも太陽を大事にし始める大空だが、 太陽は、今までのひどい扱いから変化していく彼の態度に戸惑っていた。 そんな時、大空は兄で医師の大地から、 太陽がセックス依存症になっていると聞かされ…。 そして、「救世主」に固執する新たな男が太陽に近づく――!?

ホストをクビになった瑞希は、かつての上司・九条に「別れさせ屋」を やらないかと誘われる。 給料も良く、住む家も確保してくれるという好待遇に即ＯＫ。 ――が、早速ターゲットに指定されたのは……お、男⁉ 驚く瑞希に、ここは「男専門」の別れさせ屋だと告げる九条。 男を誘うなんて……ノンケの自分にそんなこと、できるわけない！ そんな瑞希に九条は、「だったら手本を見せてやる」とキス、 さらに慣れた手つきで愛撫をし始めて――!?

どんどん兄ちゃんを好きになる冬二は、兄ちゃんの無茶で過激な行為にもついつい流されてしまう日々。 でもそれを見た先輩に、男同士で、兄弟で、関係を持っていることを指摘されて…。 悩んだ冬二は、ある薬を作ることを決意するが…。

潜水艦乗員の実習を受ける蒼央。 乗艦初日の夜、艦内に響くうめき声が気になり、奥へと足を踏み入れる。 そこで見たのは、乗員同士の乱交と、 尊敬する上官・深名が男たちの痴態を愉快そうに眺める姿だった… 「快感に狂う人間はいつ見ても面白い」と深名は蒼央をサディスティックに責め続けるが、 その表情はどこか翳っていて――？

――12歳の冬。 守は兄弟同然で育った幼馴染の叶人から告白されるのだが、幼さ故に「男同士なんて無理」と拒絶してしまう。 謝ることが出来ないまま叶人は引っ越してしまい、ずっと後悔を抱えていた。 叶人に謝りたい、そして昔のように戻りたい…… そう願い、叶人を追って上京した15歳の春。 同じ学校、同じ寮の部屋で、2人は再会するのだが……！？

小さい頃からバスケが大好きだった博武と幼馴染の竜二。 2人は念願のインターハイ出場を決めるが、 練習のさなか、竜二とぶつかり博武が腕を負傷してしまう。 試合に出られなくなった博武は、その悔しさを竜二にぶつけずにはいられなくなり、 「怪我が治るまでの間、自分の腕になれ」と言ってしまう。 すると竜二はそれをすんなりと受け入れる。 博武の命令にはすべて従う竜二。 食事もお風呂も、あげくの果てにはベッドまで…。 何も言わずに共にしてくる竜二の真意は一体――？

「恋人のフリ」から本当の恋人同士になった理玖と柚季。 愛を深めていく２人の前に、店長の友人でありゲイバーのビルのオーナーである響が登場。 仲のいい理玖と響の関係にもやもやと複雑な感情を抱く柚季。 しかも、響は柚季に「ライバルだと思ってるから」と堂々挑発してきて――。 大人すぎるライバルに、柚季の気持ちは大混乱！？

薬品研究が趣味の冬二が新たに作ったのは惚れ薬！ これで自分も女の子にモテモテに…と妄想を膨らませていたのに、惚れ薬にかかったのはまさかの兄ちゃん！？ 濃厚なキスをされたかと思ったら、「女相手よりイイ思いさせてやる」って押し倒されて…。

大学で遺伝子学を専攻中の望は、 後輩・佐希と“希望コンビ”と呼ばれ、教授にも期待されている。 しかしある日、実験用の精子サンプルが入った試験管を割ってしまう。 発表は明日に迫っているし、もう新しく取り寄せる時間もない… そこで佐希がした提案は――望の精子を使うこと（!!） 抵抗する望にさらにとんでもないことを言い出して…!?

俺がいつもこの部屋でセフレと密会するのには理由がある。 「アイツ」のヴァイオリンの音色が聴こえないと、興奮しない体質になってしまったからだ。 ところが、そんな俺の行為を、本人に目撃されてしまった事から、 運命の歯車が大きく狂い始める。「アイツを汚してやりたい。」この想いの正体は――?