「…まあ、お前の花嫁(もの)には違いないけど」
絶対領域R!
智晴と繋がっていると心地いい。 それが恋なのかただの欲なのか迷いながらも、 郁巳の日常は、智晴のそばにいることが当たり前になっていた。 そんな折、文化祭に智晴の婚約者を名乗る女優・竜子が訪れる。 「自分の遺伝子は女性の人口減少を食い止める糸口のひとつである」と語る竜子。 そして、智晴の遺伝子となら必ず病に耐性のある子をもうけられると明かす。 初めて聞かされる事実に動揺する郁巳。 世の中にとって正しい選択を蹴ってまで、智晴を求めていいのか? 胸の痛みと向き合いながら、今、2人にできることは──。