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結城アオ先生インタビュー『当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。』

単行本化が決定!『当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。』は、
小説の世界へ転生した主人公が、ヒロインを取り合うライバルなはずの王子に溺愛されちゃうファンタジーBL作品です。
今作で異世界転生ジャンルに初挑戦した作者・結城アオ先生。
漫画制作のルーツや作品へのこだわりをお伺いしました♪

――今回のインタビュアーは、担当編集のIです。
まずは、先生が漫画家になったきっかけをお聞かせください。

社会人になってからアニメ作品にハマったのがきっかけでした。
自分も絵を描きたいと思って、独学でイラストを描いてネット上にアップしていたんです。
同人活動を進めていくうちに漫画も描き始めて、感性が豊かな友人たちと出会いました。
そういった友人たちからも、絵に関するさまざまなことを教えてもらいましたね。
そして、2014年に出版社お声がけをいただいて、そこから商業のお仕事をするようになりました。

――趣味のイラストから漫画制作へ移行されるのは大変だったのではないでしょうか。

最初は大変だったのですが、楽しく描いていたと思います。
というのも、子どもの頃からずっと頭の中だけで妄想を繰り広げていたんですよね。
ファンタジーRPGが大好きで、ゲーム作品の登場キャラクターでもよく妄想をしていました。
公式的には友人エンドで終わる男性キャラたちも、私の頭の中では恋人になってイチャイチャラブラブしていたんです。
漫画制作は、そういった妄想をカタチにできる作業だったので、夢中になって楽しんでいました。

今作においても同じく、ファンタジーな世界観の中で自由にBL妄想している感覚です。
色んなパターン(分岐)を妄想して、
コレが一番しっくりくるなと思うものをつなげてストーリーを考えています。
どうしても自分一人で決められない時は担当さんにも相談して、そこからまた妄想が膨らんで…。
妄想を漫画作品という現実に落とし込んでいく作業は、とても楽しいです!

――異世界ファンタジー作品の制作は今作が初めてですよね。
このテーマで描くにあたって意識していることはありますか?

ひとつ目は、異なる雰囲気を混ぜ合わせて各キャラを描くことです。
例えば、ロニールは可愛さと綺麗さ。キラキラさせたり、透明感を意識して描いています。
対するアレク殿下は、カッコ良さと美しさを混ぜ合わせて表現しています。

ふたつ目は、衣装です。
アレク殿下は王族らしい衣装を着せて、豪華で威厳のある雰囲気とファンタジー感を表現しています。
対するロニールは普通の衣装を着せているのですが、
必ずロニールらしい可愛いポイントを入れるようにしています。

――可愛いポイントとは?

首元のリボンであったり、手元に模様を付けたりしています。
読者の皆さんがロニールを見た時に、可愛い~!と思ってもらえるように意識していますね。
そういった可愛いポイントを考えるのは、個人的にも楽しくて大好きです。

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――描いていて一番楽しいシーンはどのシーンですか?

エッチシーンです。(即答)
あとは、まだまだ描くのに慣れていなくて難しいけれど、
アクションシーンや魔法を使うシーンも描き甲斐があります。
どんな風に描いたらファンタジーな世界観を表現できるかなと試行錯誤するのも新鮮で楽しいです。

――魔法を使ってのアクションシーンは、ファンタジー作品ならではですよね!
エッチシーンはどういったところが描いていて楽しいですか?

やっぱりイチャラブな本番シーンを描くのが大好きです!
おしりや胸の乳首を描く時は、プリップリなほど楽しいですね。
ホワイトを付け足したり、トーンを貼ったり、ついこだわってしまいます。

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――確かに、読んでいてもおしりや乳首には先生の並々ならぬこだわりを感じます。

おしりに情熱を燃やしすぎだと自分でも思います。
でも本当に好きですね。序盤を描いている時は、早く開発して♡って思いながら描いています。(笑)

――ずっと妄想をしているとのことですが、どんな時に作品のアイディアが思い浮かびますか?

ドライブ中やお風呂の時間など、気がゆるんでいる時にふと思い浮かびます。
なので、制作で煮詰まってしまった時はコンビニまでちょっとドライブをしたり、お風呂に入ったり、他のことをするようにしています。
あとは、音楽からインスピレーションを受けることも多いです。

――どんな音楽からインスピレーションを受けますか?

主にゲーム音楽ですね。戦闘曲を聴くとテンションが上がったり、叙情的なオーケストラの曲を聴くとしんみりしたり、
曲の流れの中からストーリーのアイディアが生まれてきます。

――漫画制作の合間に夢中になっている趣味はありますか?

本当に好きな趣味はゲームなのですが、延々と遊んでしまうので今は封印しています(笑)。
なので、漫画制作の合間にしているリフレッシュ方法は自宅カラオケですね。
三曲くらい歌うと満足するので、カラオケでストレスを発散しています。

――ちなみに先生の十八番は…?

MONGOL800の『小さな恋のうた』ですね。他にもゲームやアニメの曲をよく歌っています。

――なるほど。確かにカラオケは息抜きにはピッタリの趣味ですね。
では最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

私の作品をお読みいただき、ありがとうございます!
子どもの頃から、ファンタジーゲームで遊んでは妄想を繰り返して育ってきたので、
今回ファンタジーBL作品を描くことができて、とても楽しいです。
これからもロニールやアレクにドキドキワクワクしてもらえるように頑張ります!
応援してくださる皆様のおかげで連載を続けることができて、心から感謝しています。
ありがとうございます!
これからも、『当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。』をよろしくお願いします

制作から趣味に関してまで、幅広くお話いただきました。
結城アオ先生、ありがとうございました。
こだわりのエッチシーンや衣装など、改めて注目してみてくださいね♪
単行本の発売も、どうぞお楽しみに!

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